ホテル キャデラックハウス
山梨県北杜市高根町清里、八ヶ岳山麓の高原地帯に建つ廃ホテル。1985年4月、アメリカ製の高級車キャデラックを展示する博物館として開業し、半地下の展示室と併設のディスコが人気を集めた。1989年にはホテルへと改装され、客室棟とプールラウンジを備える施設に生まれ変わり、元プロ野球選手が経営に関わっていたとも伝えられている。清里高原の観光ブームが最高潮だった頃には週末ともなると満室が続くほどの盛況ぶりを見せたが、都心から遠い山間の立地もあって、バブル崩壊とともに観光ブームが終わると客足は急速に途絶え、1990年代半ばには経営が行き詰まった。1999年に競売へ出された際、落札者が当時社会を騒がせていた宗教団体の関係者だったことが判明し、周辺の住民や観光業者の間で反対運動に発展、最終的には無関係の一般企業が引き継ぐこととなった経緯も残る。以後、所有者が替わりながらも施設の再生は進まず、老朽化が進む中で関係者以外の立ち入りは禁止されたまま、廊下や客室が崩れかけた状態で放置され続けている。こうした来歴に加え、館内では少女の霊の目撃や、机や椅子が音を立てて動くポルターガイスト現象がうわさされており、廃墟を探索する動画配信者による紹介動画が数多く公開されるなど、ネット上では心霊スポットとして繰り返し取り上げられている。
