岡山県隧道・トンネル系 心霊スポット

2 件の「隧道・トンネル」に絞り込み

岡山県の心霊文化

晴れの国・岡山県は、桃太郎伝説と古代吉備の謎が眠る地である。鬼ノ城に立て籠もった温羅を討ったとされる吉備津神社の鳴釜神事、瀬戸内に浮かぶ島々に残る船幽霊伝承、宇喜多や毛利が争った戦国の落城——古代吉備王国の栄華と、鬼として滅ぼされた者たちの怨念が、桃の伝説の影に今も濃く残り、瀬戸の海風と共に静かに揺れ続けている。

隧道・トンネルという場所

山腹を貫くトンネルは、自然の境界を強引にこじ開けた人工の異界である。明治以降の鉄道・道路開削に伴う落盤事故、過酷な労役に倒れた工夫、人柱の伝承が地中に積層し、闇の奥に沈殿する。出口の光が遠ざかる錯覚は、訪れる者を時間ごと飲み込んでいく。

古城池トンネル(旧古城池トンネル)
隧道・トンネル·岡山県 倉敷市

古城池トンネル(旧古城池トンネル)

古城池トンネルは倉敷市福田町にある道路トンネルで、1975年に上り線(旧トンネル)が開通し、1999年に下り線が完成して現在の二本立ての構造になった。開通当初は有料道路として運用されていたが、倉敷市が早期に費用を完済したため、開通から1年余りで無料化された経緯がある。 このトンネルは岡山県内でも広く知られた心霊スポットで、夏の心霊特集番組などで紹介されたことをきっかけに全国的に名前が知られるようになった。噂として最も有名なのは、上り線で車やバイクに並走してくる老婆の霊で、通称ジェットババアと呼ばれている。追い越されて驚くだけで危害はないという話が多い。また、旧トンネル手前にはかつて公衆電話ボックスがあり、そこに女性の霊が現れるという話も語られていたが、電話ボックス自体は現在撤去されている。 さらに、トンネル付近には古戦場や処刑場、火葬場があったとの説があり、これに関連して甲冑姿の落ち武者の霊が目撃されるという話も伝わっている。ただし、そうした古戦場や処刑場の跡地を示す史料や標識は確認されておらず、地名の古城池から周辺に城があったのではないかという推測にとどまっている。

隧道・トンネル·岡山県 矢掛町

旧富トンネル

旧富トンネルは岡山県道35号(倉敷成羽線)沿いに架かる隧道で、矢掛町と倉敷市玉島地区を結ぶ路線上、1955年(昭和30年)4月に竣工した。約半世紀にわたり地域の生活道路として利用されたが、老朽化と土砂崩落の危険性を背景に2004年、隣接地に新しいトンネルが開通し、旧道は通行止めとなった。現在はトンネル両端の入口がフェンスで塞がれており、中に入ることはできない。このトンネルには、かつて付近で殺人事件が起きたとする噂があり、その被害者とされる女性の霊が現れるという話が広まっている。目撃談としては、白い服を着た女性がトンネル内に立ち尽くし、近づいてくるように見えるが一定の距離で姿を消すというもの、笑い声や囁き声が聞こえるというものなどが伝えられている。撮影した写真に赤い光や人影のようなものが写り込むという報告も複数見られる。一方で、事件の具体的な発生時期や経緯を示す記録は確認されておらず、噂の域を出ないとする見方も存在する。

岡山県の他のカテゴリ