岡山県集落・廃村系 心霊スポット

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岡山県の心霊文化

晴れの国・岡山県は、桃太郎伝説と古代吉備の謎が眠る地である。鬼ノ城に立て籠もった温羅を討ったとされる吉備津神社の鳴釜神事、瀬戸内に浮かぶ島々に残る船幽霊伝承、宇喜多や毛利が争った戦国の落城——古代吉備王国の栄華と、鬼として滅ぼされた者たちの怨念が、桃の伝説の影に今も濃く残り、瀬戸の海風と共に静かに揺れ続けている。

集落・廃村という場所

離村・廃村は、共同体の記憶が誰にも継承されぬまま凍りついた沈黙の地である。過疎、ダム建設、災害による強制移転が住人を奪い、神社や墓のみが残された山中で、祭祀を失った土地神が行き場を求めてさまよっていると語られてきた。

集落・廃村·岡山県 津山市

貝尾・坂元集落(津山三十人殺し現場)

岡山県津山市加茂町行重にある貝尾・坂元集落は、1938年(昭和13年)に発生した津山三十人殺しの現場として知られる。当時21歳の青年が、改造した猟銃や日本刀、斧などを用いて未明に集落の民家11軒を襲い、短時間で28人が死亡、その後の死亡者を含め30人が犠牲となった惨劇は、後に小説『八つ墓村』の題材にもなった。犯人は犯行後に自らの命を絶ち、事件は被疑者死亡のまま処理された。裏山には同じ日付が刻まれた27基の墓が一列に並び、被害者の実名が彫られていると伝えられる。事件当時23戸111人が暮らしていた集落は過疎化が進み、2010年時点では13戸37人程度まで減少したとされる。現在も一部住民が生活を続けているが、事件現場となった空き家は「関係者以外立入禁止」とされ、老朽化により取り壊しの可能性がある廃屋として残っているとの紹介もある。空き家をめぐっては、強い気配や視線を感じる、夜間に泣き声のような音が聞こえるといった話に加え、老婆の姿をした霊を見たという声がインターネット上の投票や紹介記事で最も多く挙がっている。テレビ番組の企画で現地を訪れた出演者が、後に体験を語った例も報じられている。

旧津山事件現場跡地
集落・廃村·岡山県 苫田郡鏡野町

旧津山事件現場跡地

1938年5月21日未明、岡山県北部の加茂地域に属する貝尾集落で、わずか90分足らずの間に30人の命が奪われた。時は昭和初期。農村社会の厳密な人間関係が支配する時代のこと。 犯人は当時21歳の都井睦雄。幼少期に両親と祖父を相次いで結核で失い、家系の病によって村の中で烙印を押された。成績は優秀だったが、思春期には同年代との接触を避けるようになっていた。20代手前で肺結核に罹患した彼は、軍事検査で不合格となり、農業労働にも従事できず、さらに進めば縁談も破談となった。積み重なる挫折と孤立の中で、20歳ごろから死への観念が胸に根付いていった。 精神医学の事後評価では、敏感で繊細な気質の底に闘争心が混在し、その上に被害的な妄想が発展した状態と診断された。綿密な計画のもと、彼は村の電線を切断した後、改造した散弾銃、日本刀、斧を携えて11戸の民家を襲撃した。当時、農村の家々は夜間でも施錠されないことが多かった。現場は現在、跡地として残っている。この事件は、日本の犯罪史上、一人による銃火による最大の惨劇として記録される。

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