貝尾・坂元集落(津山三十人殺し現場)
岡山県津山市加茂町行重にある貝尾・坂元集落は、1938年(昭和13年)に発生した津山三十人殺しの現場として知られる。当時21歳の青年が、改造した猟銃や日本刀、斧などを用いて未明に集落の民家11軒を襲い、短時間で28人が死亡、その後の死亡者を含め30人が犠牲となった惨劇は、後に小説『八つ墓村』の題材にもなった。犯人は犯行後に自らの命を絶ち、事件は被疑者死亡のまま処理された。裏山には同じ日付が刻まれた27基の墓が一列に並び、被害者の実名が彫られていると伝えられる。事件当時23戸111人が暮らしていた集落は過疎化が進み、2010年時点では13戸37人程度まで減少したとされる。現在も一部住民が生活を続けているが、事件現場となった空き家は「関係者以外立入禁止」とされ、老朽化により取り壊しの可能性がある廃屋として残っているとの紹介もある。空き家をめぐっては、強い気配や視線を感じる、夜間に泣き声のような音が聞こえるといった話に加え、老婆の姿をした霊を見たという声がインターネット上の投票や紹介記事で最も多く挙がっている。テレビ番組の企画で現地を訪れた出演者が、後に体験を語った例も報じられている。
