
公園・城址·滋賀県 長浜市
賤ヶ岳古戦場
賤ヶ岳古戦場は、滋賀県長浜市に位置し、琵琶湖と余呉湖を望む標高421メートルの山を中心とする史跡である。天正11年(1583)、羽柴秀吉と柴田勝家の軍勢がこの地で激突し、柴田軍は敗れて勝家は本拠の北ノ庄城で自害した。合戦では多くの武者が首を落とされたと伝わり、山中には討ち取った首を洗ったとされる「首洗いの池」や、討死した将を弔う墓、供養塔などの史跡が今も残されている。 こうした激しい戦いの記憶を背景に、この一帯は観光地であると同時に、心霊が現れる場所としても語られてきた。深夜に首のない武者の姿を見た、甲冑をまとった一団が行進するような足音を聞いたという噂が伝わり、柴田勝家の無念が祟りをもたらしているのではという見方が結び付けられている。付近の公衆トイレやリフト施設では首をくくる形の出来事が相次いだとの報告もあるとされ、いずれも「首」に関わる点が共通することから、合戦の記憶と結び付けて語られている。