
御在所岳(斜面の廃ロープウェイ小屋)
標高1,212mの御在所岳は鈴鹿山脈の主峰で、1959年にロープウェイが開業して以降、観光地として整備されてきた。しかし山中の急峻な斜面には、運用を終えた旧施設の廃墟が点在しており、特に花崗岩質の鋭い地形が集中する三重県側では滑落事故が相次いでいる。警察記録によれば、鎖場での転倒や岩場での滑落による遭難が複数報告されている。旧ロープウェイ関連の廃屋周辺は、整備されていない険しい迂回路となっており、登山者や遭難者の遺体発見地点となった事例も存在する。こうした歴史的痕跡と実際の危険性が相まって、廃施設周辺に対する畏怖の念が形成されている。


