三重県の宿泊・居住跡系 心霊スポット
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伊勢神宮を擁する三重県は、二千年の祈りと熊野の修験が交わる日本最古の聖地である。御杖を伝う伊勢の杜の深い静寂と裏腹に、自殺の名所として語られる青山高原の風車群、お伊勢参りの難所に穿たれた旧鬼ヶ城トンネル、熊野古道の苔むした石畳——天照大神を祀る神聖な気配と、参詣道に倒れた巡礼者たちの無念が、伊勢志摩の海風の中で今も静かに同居している。 廃旅館や廃ホテルは、無数の他人が一夜の眠りと欲望を残していった「念の貯蔵庫」である。家主の急死、廃業、長期滞在者の執着が、色褪せた壁紙や朽ちた寝具に沈殿する。誰のものでもない部屋ほど、誰かの気配で満たされている。
