京都府の隧道・トンネル系 心霊スポット
2スポット
千年の都・京都は、雅な王朝文化の裏に膨大な怨霊と無縁仏の歴史を抱える地である。化野念仏寺に集う八千体の無縁仏、酒呑童子の首が祀られた大枝の首塚大明神、嵐山奥に延びる清滝トンネル、血天井で知られる源光庵——平安京以来、御霊信仰と陰陽道が街の闇を鎮めてきた。寺社の数だけ語られる怪異は、観光地の喧騒の裏で今も息づいている。 山腹を貫くトンネルは、自然の境界を強引にこじ開けた人工の異界である。明治以降の鉄道・道路開削に伴う落盤事故、過酷な労役に倒れた工夫、人柱の伝承が地中に積層し、闇の奥に沈殿する。出口の光が遠ざかる錯覚は、訪れる者を時間ごと飲み込んでいく。

