
京都嵐山の天龍寺跡
天龍寺は1339年、足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために創建した臨済宗大本山。創建後わずか40年で延文から応安にかけて立て続けに4度の大火に見舞われ、その後も14世紀から19世紀にかけて計8回の火災を記録している。特に1468年の応仁の乱と1447年の火災では伽藍の大部分を失い、豊臣秀吉の援助を受けるまで約140年間、復興が進まなかった。1864年の元治元年には長州軍による兵火で再度焼失。明治期に入り、法堂・大方丈・庫裏が1899年にようやく再建された。現在の建築物は明治から昭和初期の復興による。嵐山の借景を取り入れた曹源池庭園は創建期の原型を一部保持し、1994年に世界遺産登録。



