兵庫県商業・遊興跡系 心霊スポット

1 件の「商業・遊興跡」に絞り込み

兵庫県の心霊文化

瀬戸内と日本海を結ぶ兵庫県は、城と鉄道と修験の闇が交差する地である。播磨の白鷺・姫路城に伝わるお菊井戸の怪、雲海に浮かぶ天空の城・竹田城跡、廃線後も語り継がれる旧福知山線廃線跡、近代登山史の悲劇を残す修験道の聖地・摩耶山——海と山に挟まれた長大な国土には、戦国の落城悲劇と近代の鉄道事故の記憶が幾層にも重なって眠っている。

商業・遊興跡という場所

廃テーマパーク、閉鎖されたホテル街、寂れた繁華街跡は、バブル期の熱狂と挫折を抱えたまま朽ちる虚飾の墓標である。歓楽の記憶ほど反転しやすく、笑い声の残響が無人の通路に反射して、栄華と没落のあわいに奇妙な気配を呼び寄せる。

商業・遊興跡·兵庫県 西宮市

仁川ピクニックセンター(五ヶ池)

仁川ピクニックセンターは、1951年に阪急電鉄が甲山東麓の五ヶ池周辺を整備して開業した行楽施設で、貸しボートやハイキングコースを備え、最盛期には全国から多くの来場者が訪れたとされる。1965年ごろから利用者数は減少したが、1975年にフィールドアスレチックが整備され、1976年には植物園も開園して再び賑わいを見せた。一方で1987年5月には山菜採りに来ていた女性が知人の男から乱暴されそうになり抵抗した末に頭部を殴打されて殺害される事件が起き、1989年3月には同じ男が施設内で小学生の女児に乱暴しようとして抵抗され、頭部を地面に打ちつけて死亡させる事件も発生した。男は翌日逮捕され、1991年に無期懲役が確定している。植物園は1998年に閉園し、跡地は2003年に西宮市へ寄贈されて緑地として整備された。心霊系サイトでは、池のほとりで「息子を知りませんか」と尋ねる中年女性の声や、旧トイレ付近で子どもの泣き声が聞こえるといった話が伝えられており、池での溺死や便所での事件があったとする噂も見られるが、いずれも裏付けは確認されていない。現在は仁川広河原として水遊びや自然観察に利用される一方、池や旧施設の跡は金網や柵で囲われ立入りが制限されているとされる。

兵庫県の他のカテゴリ