仁川ピクニックセンター(五ヶ池)
仁川ピクニックセンターは、1951年に阪急電鉄が甲山東麓の五ヶ池周辺を整備して開業した行楽施設で、貸しボートやハイキングコースを備え、最盛期には全国から多くの来場者が訪れたとされる。1965年ごろから利用者数は減少したが、1975年にフィールドアスレチックが整備され、1976年には植物園も開園して再び賑わいを見せた。一方で1987年5月には山菜採りに来ていた女性が知人の男から乱暴されそうになり抵抗した末に頭部を殴打されて殺害される事件が起き、1989年3月には同じ男が施設内で小学生の女児に乱暴しようとして抵抗され、頭部を地面に打ちつけて死亡させる事件も発生した。男は翌日逮捕され、1991年に無期懲役が確定している。植物園は1998年に閉園し、跡地は2003年に西宮市へ寄贈されて緑地として整備された。心霊系サイトでは、池のほとりで「息子を知りませんか」と尋ねる中年女性の声や、旧トイレ付近で子どもの泣き声が聞こえるといった話が伝えられており、池での溺死や便所での事件があったとする噂も見られるが、いずれも裏付けは確認されていない。現在は仁川広河原として水遊びや自然観察に利用される一方、池や旧施設の跡は金網や柵で囲われ立入りが制限されているとされる。