武庫川東踏切(三途の川踏切)
武庫川東踏切は、JR神戸線(東海道本線)が武庫川を渡る鉄橋の東側、立花駅と甲子園口駅の間に位置する踏切である。周辺は立体交差化が進んだ区間で、この踏切だけが平面のまま残っており、新快速や快速電車が高速で通過する複々線となっている。踏切内での人身事故が繰り返し記録されてきたことから、いつしか「三途の川踏切」と呼ばれるようになった。事故を減らす目的で、平成18年(2006年)頃から心を落ち着かせる効果があるとされる青色の照明が設置されている。心霊スポットとして紹介される際には、踏切付近で白い服の女性の姿や白いモヤ状のもの、黒い人影を見たという話が伝えられている。踏切の下を流れる武庫川についても、水面に白い服の女性の姿が浮かぶという話が付随して語られることがある。武庫川では過去に水難事故もあったとされ、この史実が踏切の飛び込み事故の噂に重ねて伝えられている。踏切という現実の危険な場所と、そこで繰り返された事故の記憶が結びつき、不穏な場所として認識されるようになったとみられる。心霊系のまとめサイトや紹介動画では、訪れる者が近寄りがたい雰囲気を感じると語られることがあり、心霊スポットを巡る動画シリーズでも取り上げられるなど一定の知名度を持つ一方、恐怖度自体は高くないと評価する声もある。ネット上では、飛び込み事故が起きると複々線区間の運転が長時間見合わせとなり大きな遅延を招くという指摘も見られる。