
公園・城址·千葉県 館山市
館山城跡
千葉県館山市の城山に残る館山城跡は、1580年代に戦国大名・里見氏が築城した山城である。里見氏は安房国(房総半島南部)をおよそ170年にわたって支配し、館山城はその統治の最終段階における居城となった。 1614年の慶長の改易により、里見忠義は国を没収され転封を命じられた。改易決定直後、江戸幕府は迅速に館山城を接収。将軍秀忠の軍令に基づき、城を取り巻く堀は全て埋めたてられ、城郭は徹底的に破却される処置が施された。その後、城は完全に廃城となり、現在の城山は市民向けの公園として整備されている。 城山周辺では、夜間に武士と思しき人影が目撃されたという報告や、甲冑が打ち合う金属音の聞こえが寄せられている。こうした現象が報告される背景には、城の破却から約400年を経た現在でも、この地における激動の歴史が集合的な記憶として存在することが考えられる。