
里見公園
里見公園は千葉県市川市国府台の高台に位置し、戦国時代に築かれた国府台城の跡地を整備した市川市立の公園である。1538年と1564年の二度にわたり、後北条氏と里見氏がこの地で激突した国府台合戦の舞台となり、二度目の戦いでは里見軍が総崩れとなり、約5千の兵が命を落としたと伝えられる。園内に置かれた「夜泣き石」は、この戦いで討死した里見広次(里見弘次とも)を弔うために安房から駆けつけた娘が、石にもたれて父の名を呼び続けたまま息絶えたという伝説を持ち、夜になると石の付近で女性の泣き声が聞こえるとする話が伝わっている。また、園を見下ろす江戸川周辺では、長い髪の女性が刃物で殺害され遺体が河川に遺棄されたとする噂も広まり、これが公園内の怪異の由来として結び付けられている。具体的には、深夜に公園内の公衆電話が鳴る、トイレの個室から刃物を研ぐような音が聞こえる、写真に赤い光の玉が写り込むといった現象が繰り返し報告されている。
