千葉県の山道・峠系 心霊スポット
3スポット
房総半島を擁する千葉県は、平将門ゆかりの伝承と江戸の物流を支えた歴史を持つ地である。市川八幡に残る禁足地・八幡の藪知らずでは、足を踏み入れた者は二度と出られぬと江戸期から語られ、水戸光圀が妖異に襲われた伝説、将門の家臣六人が泥人形と化した逸話が伝わる。東京湾と太平洋に挟まれたこの半島の闇は、千年を超えてなお静かに口を閉ざしている。 峠は古来、村境を越える者を試す結界であった。修験道の行場、行き倒れの旅人、街道筋を彩った辻斬りや山賊の血が、杉木立の闇に折り重なる。山姥や天狗の伝承は、迷えば二度と戻れぬ山の不可知に対する、先人の畏れの結晶である。


