奈良県の商業・遊興跡系 心霊スポット
奈良県の心霊文化
日本仏教の発祥地・奈良県は、古墳と修験と監獄が同居する古の地である。明治の五大監獄として現存する赤煉瓦の旧奈良監獄、大峯千日回峰行の入口・天川村洞川温泉、霧に沈むススキの曽爾高原、藤原京以来の御霊信仰——平城京遷都以前から続く山岳信仰と、藤原氏に滅ぼされた者たちの怨念が、大和盆地の奥深くに今も静かに堆積している。
商業・遊興跡という場所
廃テーマパーク、閉鎖されたホテル街、寂れた繁華街跡は、バブル期の熱狂と挫折を抱えたまま朽ちる虚飾の墓標である。歓楽の記憶ほど反転しやすく、笑い声の残響が無人の通路に反射して、栄華と没落のあわいに奇妙な気配を呼び寄せる。