
八ヶ岳高原大橋
山梨県北杜市高根町の川俣川渓谷に架かる八ヶ岳高原大橋は、1998年に開通した全長490メートル、高さ約100メートルのトラス橋である。橋の色から「黄色い橋」と呼ばれ、近隣の東沢大橋(通称・赤い橋)と対比して案内されることが多い。展望台からは八ヶ岳や富士山を望む景勝地として観光案内にも取り上げられている一方、心霊スポットを紹介するサイトでは、橋の上や周辺で人の声が聞こえる、写真に不自然な写り込みがあるといった報告が集められている。目撃情報としては男性の姿のほか、女性や老婆、動物らしき影といった様々な報告が投稿されている。橋の高さから身を投げる人がいるとの噂は単なる噂にとどまらず、山梨県公安委員会の会議録では北杜警察署が管内の自殺事案の発生状況と防止対策について報告しており、防犯カメラの設置や、景観への影響から設置が難しい飛び込み防止柵の検討が続けられていることが明らかになっている。近年は東沢大橋よりも本橋での事案が多いと指摘する心霊系サイトもあり、2025年には橋直下の川俣川河川敷で身元不明の遺体が発見された記録も公表されている。こうした背景が心霊の噂を後押ししているとみられるが、具体的な体験談や日付を伴う怪談としての記録は少なく、噂の域を出ない情報が中心となっている。
