岩手県の廃墟・残骸系 心霊スポット
3スポット
北上高地と奥羽山脈に挟まれた東北最大の県・岩手は、遠野物語に象徴される民俗の深淵を抱える地である。昭和四十六年の全日空機衝突事故の犠牲者を悼む雫石の慰霊の森、東洋一と謳われた松尾鉱山跡の廃アパート群、深山に佇む旧和賀川水力発電所——河童やザシキワラシの伝承が息づく土地で、近代化の影と山の神々の記憶は、今も静かに重なり合っている。 廃病院・廃校・廃工場は、人の営みが途絶えた瞬間の空気を凍結したまま朽ちていく場である。閉鎖の理由となった事故・経営破綻・集団的記憶の挫折が、剥落した壁や錆びた寝台に染みつき、訪れる者の足音だけがかつての日常をなぞる。

