岩手県の路上・交差点系 心霊スポット
2スポット
北上高地と奥羽山脈に挟まれた東北最大の県・岩手は、遠野物語に象徴される民俗の深淵を抱える地である。昭和四十六年の全日空機衝突事故の犠牲者を悼む雫石の慰霊の森、東洋一と謳われた松尾鉱山跡の廃アパート群、深山に佇む旧和賀川水力発電所——河童やザシキワラシの伝承が息づく土地で、近代化の影と山の神々の記憶は、今も静かに重なり合っている。 事故多発地点や行き止まりの路地は、近代以降の急死が集積する新しい怪異の温床である。古くは首塚・処刑場・辻斬りの場として血を吸った土地が、舗装の下で記憶を失わぬまま残り、車のライトが横切る一瞬に、見えぬ何かを照らし出す。

