神奈川県宿泊・居住跡系 心霊スポット

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神奈川県の心霊文化

幕末の開港地・横浜と鎌倉武士の古戦場を併せ持つ神奈川県は、海と山と異国の記憶が混じり合う土地である。三浦一族の壮絶な集団自害を伝える油壺、ダム湖底に集落と工事犠牲者を沈めた相模湖、夭折した青年の名を刻む旧善波トンネル、外国人墓地の眠る山手——戦国の海戦から近代の悲劇まで、多層の死者の声が湿った潮風に紛れて聞こえてくる。

宿泊・居住跡という場所

廃旅館や廃ホテルは、無数の他人が一夜の眠りと欲望を残していった「念の貯蔵庫」である。家主の急死、廃業、長期滞在者の執着が、色褪せた壁紙や朽ちた寝具に沈殿する。誰のものでもない部屋ほど、誰かの気配で満たされている。

神奈川県 伊勢原市·宿泊・居住跡

ホテルすかいらぶ

神奈川県伊勢原市善波、国道246号の新善波トンネルに隣接する通称・善波ホテル街の一角に、コテージ形式のラブホテル「ホテルすかいらぶ」が建っていた。1960年代後半から1970年代にかけて開業したとみられ、10棟前後の平屋の別棟が並ぶ構造で、名称は当時打ち上げられた米国の宇宙ステーション「スカイラブ」にちなむとされる。2000年代前半に営業を終えた後は放置され、廃墟として知られるようになった。2017年1月には、廃業から10年ほどが経った敷地内で建物1棟が全焼する火災が発生し、けが人はなかったものの、電気が通っていなかったため不審火の可能性も含めて調べられたと報じられている。廊下に人影が立っている、女性の泣き声のような音が聞こえるなど、女性の霊にまつわる体験が複数のサイトで紹介されており、過去にここで女性が殺害された事件があったとの噂も広まっている。ただしそうした事件を裏付ける確かな記録は見つかっておらず、実在したかどうかは定かでない。

ジェイソン村廃モーテル跡
神奈川県 相模原市緑区·宿泊・居住跡

ジェイソン村廃モーテル跡

神奈川県相模原市緑区の山中に存在した廃モーテル。1970年代から80年代の高度成長期からバブル期にかけて、相模湖周辺地域のリゾート開発ブームの一環として複数のコテージ群が建設された。当時の日本では自動車旅行の普及に伴いモーテル文化が導入されたが、次第にラブホテルのイメージが定着し、本来の宿泊施設としての利用ニーズが減少。1990年代以降、施設は経営難に陥り放置された。廃屋群が樹木や竹に覆われた風景が、映画「13日の金曜日」の殺人鬼ジェイソンのイメージと結びつき、いつしか「ジェイソン村」と称されるようになった。建物内部に営業当時の設備が残された状態での長期放置により、訪問者の間で不気味さが増幅されたと考えられる。近年の調査では、施設のほぼ全てが解体され、周辺にはバリケードが設置されている。

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