水辺

湖沼や淵は龍神を宿す聖域とされ、同時に水底へ人を引き込む境界でもあった。入水・水難・ダムに沈んだ集落の記憶が水面下に堆積し、河童や船幽霊として語り継がれてきた。鏡のように凪いだ水面ほど、深い沈黙の中で何かを映している。

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都道府県別の水辺スポット

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箕面の滝(箕面大滝)
大阪府 箕面市·水辺

箕面の滝(箕面大滝)

大阪府箕面市、明治の森箕面国定公園内にある落差33メートルの滝で、日本の滝百選にも数えられる観光名所である。古くは修験道の霊場として知られ、役小角らがこの地で修行を行ったとの伝承もある。1951年7月の集中豪雨では濁流により箕面警察署長ら4名が救出活動中に殉職しており、水害の記憶が残る場所でもある。心霊スポットとしては、カップルが滝を背景に写真を撮ると人物の姿が写り込むという噂や、深夜に滝の正面に

雨滝
鳥取県 鳥取市·水辺

雨滝

雨滝は鳥取市国府町、扇ノ山を源とする袋川上流にある落差40メートルの滝で、日本の滝百選に選ばれている。古くから不動明王を祀る修行の場とされ、滝行や唱名によって精神の平安や病の平癒を願う信仰が続いてきた地でもある。渓谷には大小四十八の滝が連なり「雨滝四十八滝」と呼ばれ、周辺は今も滝開き祭などの神事が営まれる霊場としての性格を保っている。 一方でこの滝は、心霊スポットとしても取り上げられることがある

新潟県 加茂市·水辺

下条川ダム

新潟県加茂市の下条川ダムは、湿生植物園やトンボの生態園、自然学習館、キャンプ場を備えた親水公園として整備され、春には約700本のソメイヨシノが咲き、ヘラブナ釣りの名所として日中は釣り人でにぎわう。日中の賑わいに対し、夜間は照明も少なく静まり返ると紹介されることもある。一方で複数の心霊スポット紹介サイトでは、湖の中ほどに架かる赤い吊り橋を中心に女性の霊が目撃されるとする噂が取り上げられている。橋のた

五浦海岸
茨城県 北茨城市·水辺

五浦海岸

茨城県北茨城市大津町に広がる五浦海岸は、岡倉天心が日本美術院をこの地に移し、横山大観らが活動した景勝地として知られる。天心が1905年に建てた六角堂は太平洋を望む高台に立つが、2011年の東日本大震災の津波で土台のみを残して流失し、2012年に再建された。心霊まとめサイトには五浦海岸に関する投稿が複数寄せられており、「声」や「男性の霊」といった目撃情報がタグとして紹介されている。荒々しい太平洋に面

夜明ダム
福岡県 うきは市·水辺

夜明ダム

夜明ダムは筑後川本川をせき止める発電専用の重力式コンクリートダムで、左岸が福岡県うきは市浮羽町、右岸が大分県日田市にかかる。堤高は十五メートル、堤頂長は二百二十三メートルで、高さより横幅がはるかに勝る堰の姿をしている。最大出力は一万二千キロワット。着工年は資料により一九五一年とも一九五二年とも記され、完成は一九五四年(昭和二十九年)五月とされる。工事の途中だった一九五三年の西日本水害では、八門あっ

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油木ダム
福岡県 田川郡添田町·水辺

油木ダム

油木ダムは福岡県田川郡添田町にあり、英彦山北麓に源を持つ二級河川・今川の上流部をせき止めた重力式コンクリートダムである。堤高54.6メートル、堤頂長218メートル、総貯水容量は約1,820万立方メートル。北九州地区の工業化と人口増による水需要を背景に1961年にダム計画が発表され、1963年に着手、1971年に堤体が完成し、1972年5月から管理が始まった。洪水調節と流水の正常な機能の維持、水道用

呑吐ダム(つくはら湖・衝原湖)
兵庫県 神戸市北区·水辺

呑吐ダム(つくはら湖・衝原湖)

呑吐ダムは、加古川水系の志染川(山田川)をせき止める重力式コンクリートダムで、左岸を兵庫県三木市志染町三津田、右岸を神戸市北区山田町衝原とする位置に築かれている。堤高は71.5メートル、灌漑と上水道の供給を目的とし、1968年に実施計画調査が始まり、1989年に竣工したとされる。ダム名は、かつてこの流域にあった大小の滝が水を呑んで吐くように見え「呑吐の滝」と呼ばれていたことに由来する。生まれたダム

日向神ダム(鶴橋)
福岡県 八女市·水辺

日向神ダム(鶴橋)

福岡県八女市黒木町、矢部川の峡谷「日向神峡」に架かる重力式コンクリートダム。1953年の水害を契機に治水と発電を目的として着工され、1950年代末に竣工した。峡谷には蹴洞岩などの奇岩が連なり、景勝地としても知られる。 ダム下流に架かる赤い橋は、心霊の噂が集まる場所として知られる。ある時期、遠足帰りの児童らが橋の下の水面に浮かぶものを見つけ、当初は人形と思われたが、後に女性の遺体であったことが判明

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大倉ダム
宮城県 仙台市青葉区·水辺

大倉ダム

大倉ダムは名取川水系大倉川に建設された、堤高82メートルの多目的ダムである。1961年に竣工し、2つのアーチを連ねるダブルアーチ式コンクリートダムという日本で唯一の形式を採用している。ダム建設に伴う住民への補償交渉では、1958年に交渉担当者らが支払い額の一部を不正に着服していたことが発覚している。ダム下流の公園は桜と紅葉の名所として知られ、行楽客が訪れる一方、ダム湖では自殺や事故に関する情報が伝

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辺戸岬
沖縄県 国頭郡国頭村·水辺

辺戸岬

沖縄本島最北端に位置する辺戸岬は、サンゴ礁が隆起した断崖とカルスト台地が広がる景勝地で、米国統治下には祖国復帰を訴えるのろしが上げられた歴史を持つ。一方で、深夜に国道58号を走行中、後部座席のドアを叩かれる音を聞いたという話や、崖の縁に立つ白い人影が近づくと消えるという目撃談が伝えられている。この人影は沖縄戦で命を落とした人々や、崖から身を投げた人の霊と結び付けて語られることが多い。ブレーキ痕のな

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大谷池
愛媛県 伊予市·水辺

大谷池

大谷池は愛媛県伊予市南伊予に広がる愛媛県最大級のため池で、貯水量は約176万立方メートルに及ぶ。旧南伊予村は大正期から昭和初期にかけて旱魃と水害を繰り返し受け、当時の村長が私財を投じて池の築造に着手した。工事は室戸台風による基礎の崩壊や岩盤の脆さによる漏水対策の難航に見舞われ、戦時下の資金不足も重なって県営事業へ移行し、延べ37万人を超える住民の人力作業を経て1942年に完成した。 この難工事の

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神楽女湖
大分県 別府市·水辺

神楽女湖

別府市の鶴見岳南東斜面、標高およそ600メートルに位置する神楽女湖は、周囲約1キロメートルの湖である。湖の名は、平安時代に鶴見岳社の歌舞女がこの地に住んでいたという伝説にちなむとされ、現在は花菖蒲の名所として親しまれている。一方でこの湖の周辺道路には、小学生ほどの少女の霊が現れるという噂がある。雨の夕方や夜間に白い服の少女が道端に立ち、迷子になったので送ってほしいと車に声をかけてくるとされ、応じて

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