
商業・遊興跡·愛媛県 内子町
旧内子フレッシュパークからり
内子町の国道379号沿いに立地する「からり」は、1992年の観光農業振興構想から始まった施設である。1994年の「内の子市場」という産直実験施設を経て、1996年5月に特産物直売所・情報センターとしてオープン。同年8月に全国11番目の道の駅として登録された。 施設は町内農家による直売所、からり工房(アイス・シャーベット製造)、パン工房、レストランといった複数棟で構成される。2019年4月には直売所の大規模リニューアルが実施され、現在も地元産農産物の販売拠点として機能している。2015年には国土交通省より全国モデル道の駅の一つに選定された。 スポット周辺は河川に恵まれ、かつて観光農業の先進地としての期待が込められた場所である。施設敷地の隣接地には川が流れ、かつてはキャンプ地としても利用されてきた。建物の一部は改装と廃棄を繰り返してきた履歴があり、構想から実現までの試行錯誤の過程を物理的に示している。