
旧小峰トンネル(小峰隧道)
旧小峰トンネル(小峰隧道)は、東京都あきる野市と八王子市の境、標高288メートルの小峰峠に架かる煉瓦造りの隧道で、大正5年(1916年)に完成した。生糸輸送路の整備を目的に開削され、2002年に新トンネルが開通した後は車両通行ができず、徒歩のみ通れる旧道として残る。 この場所が心霊スポットとして知られる経緯には複数の要因が絡む。ある大きな事件が発覚する以前、地元紙に「峠に幽霊が出る」という趣旨のコラムが掲載され、手首から先のない少女がトンネル付近に立ち、助けを求める声を発するという話が紹介されていた。この新聞の発行人は、後に東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の容疑者として逮捕された人物の父親であったことが分かっている。 さらに事件発覚直後、大手紙が容疑者の潜伏先や遺体遺棄現場が小峰峠付近にあると報じたが、この報道は誤報であり、翌日には新聞社によるおわびが出され、後に取り消された。しかし影響は大きく、峠や隧道が事件現場であるかのような認識が広まった。実際の遺棄現場はトンネルから約2キロメートル離れており、隧道内に事件との直接の関わりはない。写真に不自然な光が写り込む、車が突然止まるといった体験が伝えられている。



