群馬県の水辺系 心霊スポット
2スポット
上州の山々と利根川に抱かれた群馬県は、明治の鉄道開通と峠越えの労苦が刻まれた地である。明治期に碓氷峠を貫いた旧熊ノ平駅では昭和の落盤事故で死者を出し、レンガ造りのめがね橋には工事犠牲者の影が漂う。新田義貞の故地でもある旧三国峠、地元で最恐と語られる畑トンネル——峠と鉄路に染みついた労働者と武者たちの記憶は、今もこの上州に息づいている。 湖沼や淵は龍神を宿す聖域とされ、同時に水底へ人を引き込む境界でもあった。入水・水難・ダムに沈んだ集落の記憶が水面下に堆積し、河童や船幽霊として語り継がれてきた。鏡のように凪いだ水面ほど、深い沈黙の中で何かを映している。

